『留学生×ふくい ~受入・定着支援体制の確立を目指して~』第1回ワークショップを開催しました

福井で学ぶ留学生が卒業後に福井に就職し,定着するためには,どの時期にどのような支援が必要なのかを地元企業・地域・行政・団体・大学など多様な分野の方々と連携し,協働で包括的な支援体制の確立を目指すため,第1回ワークショップを8月1日に福井県国際交流会館で開催いたしました。

永井崇弘副学長(国際・グローバル戦略担当)の開会挨拶後,福井県産業労働部労働政策課産業人材室の瓜生室長より来賓挨拶があり,今後の福井での高度人材外国人留学生の県内就職や定着に繋がる取組みに大きな期待が寄せられました。

また,浜松経済同友会 金子和裕事務局長より,「静岡大学・留学生の浜松地域企業への就労定着支援事業について」と題して,浜松市における eコモンズ設立までの経緯や,留学生との交流事業,インターンシップや就職希望企業とのマッチング,留学生採用の課題と対応など,先行事例の取組みについて具体的紹介がありました。

その後,「なぜ福井大学に入学したのか?」,「福井大学を卒業(修了)後の進路について不安に感じていることは?」のテーマについて日本語レベルや学習期間・習熟度が異なる本学の正規外国人留学生3名による発言があり,参加来場者からも,福井での生活や就職活動において困っていることなどについて活発な意見交換が行われました。

また,浜松市で実施している取組み内容について,グローバルな視点を持っているスズキやヤマハなどの大手企業とそれらの下請けとなる地元の子会社とでは,知名度だけではなく,企業の外国人留学生に対する意識の違い,就職・採用への異なる課題,企業へのレクチャーなどについて積極的なディスカッションが行われました。

今回のワークショップや事前・事後のアンケートでの意見を踏まえ,10月に第2回ワークショップを開催し,さらに1月には支援体制の創設宣言を兼ねた記念シンポジウムを開催する予定です。

これらのワークショップは,福井県未来協働プラットフォームふくい推進事業(大学等魅力アップ支援分)の補助を得て実施しています。